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かつて住んでいた家の近所に「グラシャス」という店がありました。
海外の小さなギャラリーのようなセンスの良い店構えと、ウィンドウ越しに見えた ヴィンテージ家具につられて店内に入ってさらにびっくり。 見たことのないランブレッタの古いスクーター、ドイツのバウハウス系ランプ、 北欧の陶器、日本の伝統玩具、オリジナルの家具などが混在しながらも独特のバランスで 調和しています。クリーンだけどどこか「ロック」な感じを漂わせていたのも印象的でした。 店主はどこか謎めいていました。親しくなるにつれ少しずつプロフィールを聞き出します。 かつて船に乗っていた、ニューヨークで暮らしていたこともある、ロンドンにも知人が多い、 筑波で育っている、断片的な情報を頼りに色々と想像すればするほど謎は深まるばかり。 風貌は一見ジャイアンのようなのにものすごくセンシティブ。 セレクトのセンスも抜群ですがそれ以上に彼はなんでも自分の手と体を使ってモノづくりを します。小さなトレイから家具、そして建築まで。絵も描きます。多才です。 ある日アトリエにお邪魔すると事務所の片隅に黒いボストンバッグが転がっていました。 シンプルで上質感があり、ほどよくモード。「これってどこのですか?」と聞くと 「自分でデザインして作らせたんだよ」とあっさり。 バッグまでデザインしていたとは! 自衛隊のバックルや革製品を作っている工房に製作を依頼したというバッグは 繊細な見かけ以上に丈夫でしっかりしている。店主とは反対です。 すっかり気に入り無理矢理頼んで譲ってもらいました。 ドーで扱う商品を探していたとき、伝統工芸品ではないメイドインジャパンアイテムが なかなか見つからなくて苦労していました。 そんなときふとこのバッグのことを思い出したのです。 お願いして晴れてショップで取扱わせてもらうことになりました。 今ではドーで一、二を争う人気商品です。 在庫があった十数点はすぐに売り切れてしまいました。 店主は同じものを何度もつくる位なら新しいものを作りたいという根っからのクリエイター 気質なのですが何とかお願いしてドーのために無理を言ってつくってもらいました。 というわけで2ヶ月のブランクを経て最近やっと再入荷。 普段使いはもちろんのこと、ちょっとした旅行にも使えるほどよいサイズ。 私は2泊くらいまでの出張にはいつもこのバッグを使っています。 少しドレッシーなシーンでも使えるのも魅力。 使えば使うほど革もやわらかくなって味も深まってくるので長い付き合いを楽しめます。 ぜひ店頭にて一度手にとって見て下さい。
by do_claska
| 2008-07-30 01:37
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